牛乳

popopo_20042006-01-18

トートツですが、私は牛乳が好きです。
買い物に行くと1リットルのパック牛乳を冷蔵庫に常に3本ストックできる様に買ってます。これを1人で1週間で飲みきってしまいますね。
ところで前から気になっていたのですが、牛乳って何種類もありますよね? 本当にどれが美味しいのか気になって仕方がありません。確かに牛乳ごとに微妙に味が違うのはわかりますが・・・。
牛乳に限りませんが、美味しいのであれば高くても買いますが、逆に大して変わらないのに高い方が良いと思い込んで買うのもバカバカしい・・・。実際に味が違うことはわかっていても、同時に飲み比べでもしないと正確にはわかりませんよね。
はい、やってみました^^;

手前左から

奥左から

せっかく飲み比べするのに中途半端に数本だけ選ぶのは意味がないので、私が普段買い物に行くスーパーでいつも販売されている牛乳の中から以下の条件に当てはまるものを全て購入してきました。

  • 牛乳であること
    当たり前じゃんと思われる方もいるかもしれませんが、例の雪印の問題以降、牛の乳を原料とする飲み物のうち、牛の乳100%で成分をいじってないものしか牛乳と名乗れなくなっています・・・と思う。調べてませんが当時そういう報道でした^^; 実際、それまであった「雪印コーヒー牛乳」は「雪印コーヒー」と変更されています。
  • 低脂肪乳の類はパス
    上で書いたことに重なりますが、無脂肪乳や低脂肪乳などは牛乳ではありませんし、安いですが私自身は味も好きではありませんのでこれはパス。
  • 脂肪分の濃い牛乳はパス
    特濃乳などの名前で売られているものですがコレはパス。個人的には濃い牛乳は好きですが、牛の乳100%で出来ていますし何も混ぜ物はされていませんが、水分を除去することによって濃度を濃くしているわけです。つまりこれは牛乳ではありません。成分調整乳というものですね。そもそも毎日飲むために買うには少し高いです。後、ジャージー種の牛(茶色いやつね)の乳の牛乳はジャージー牛乳という名前で販売されております。ジャージー種の牛の乳は一般的なホルスタインより脂肪分も高く、上のような成分調整をしなくても濃いわけです。つまりコレは成分調整乳ではなくまぎれもない牛乳なのですが、さらに価格も高いので毎日飲むために買うのには無理があるのでこれもパスです。
  • 普段から1リットルのパックで販売されているもの
    普段、1リットルのパックでしか購入しないので、200mlや500mlのパックでしか販売していないものは除外です。そうはいっても全て1リットルのパックを購入すると冷蔵庫に入りきらないので、今回は1リットルも500mlも同じ商品がある場合は500mのものを購入しています。実は最初500mlも販売されているものだけを購入してきたのですが、せっかく飲み比べするので・・・と思い、1リットルのパックしかないものも購入してきました。その時に、日本ミルクコミュニティの「牛乳が好きな人のメグミルク」を購入してきましたが、これは私の行くスーパーでは500mlのパッケージしかなく、1リットルのパッケージは「メグミルク」のほうだけですので今回は除外します。

ということで、該当する8商品を値段の安い順に並べてみます。価格は1リットルのパッケージの価格です。

実に開きが\60もあります。
まず、調べるにあたって、いきなり8種類飲んでどうだ!と言われてもなかなか区別が付きませんので、ある程度ジャンルわけして飲み比べてみることにしました。

日本ミルクコミュニティーの商品

私が普段行くスーパーでは日本ミルクコミュニティーの牛乳が多いです。実は「トップバリュー 北海道牛乳」も日本コミュニティが製造しているPB商品です。「日本ミルクコミュニティ 美作の郷低温殺菌牛乳」は殺菌方法も違いますのでコレは別格ですが、それ以外の日本コミュニティの牛乳に差があるのかの見比べてみました。これでも\20差があります。
該当するのは、

です。
どれも、殺菌方法は130℃2秒です。製造工場まで見ると「北海道牛乳」と「酪農家からの牛乳」は同じです。
さて、飲んでみると・・・3つとも微妙に味が違いますね。
薄いと言うわけではありませんが、コク(という表現はあまり適切ではないかもしれませんが濃い・薄いではないので・・・)がある順番で行けば、
メグミルク > 酪農家からの牛乳 > 北海道牛乳
ですね。
ちなみに、「メグミルク」「酪農家からの牛乳」は賞味期限が長いです。最近こういった牛乳が多いですが、メーカーによって呼び名が違いますが、製造段階からパッケージまで違うということがどこのメーカーもアピールしています。そのせいかもしれませんが、開封した時に牛乳らしいにおいがするのはこの2種類です。「メグミルク」「酪農家からの牛乳」との味の違いはありますが、どちらが良いとは言いにくいです。が、個人的な印象では「メグミルク」の方がコクがあり牛乳らしい感じがします。「酪農家からの牛乳」「北海道牛乳」はどちらが美味しいか? と言われると難しいですが、しいて言えば「酪農家からの牛乳」かもしれません。が、\20もの差があるようには感じません。ただ、「酪農家からの牛乳」は賞味期限が長いのでその点はありがたいですね。
ということで、

  1. 日本ミルクコミュニティ メグミルク \198
  2. トップバリュー 北海道牛乳 \188
    日本ミルクコミュニティ 酪農家からの牛乳 \208

という順位です。

おいしい牛乳は美味しいか?

雪印の事件の後、おいしい牛乳という牛乳が発売されました。明治の「明治おいしい牛乳」を最初に見かけましたが、現在、森永からも「おいしい牛乳」が発売されています。わかりやすいネーミングですが、普通の牛乳より高いです。美味しいければよいのですが、実際にどれだけ違うのでしょうか? 先程のメグミルクも交えて以下の3種を比較してみます。

「おいしい牛乳」の2種類と「メグミルク」とは味が違いますね。3種類ともコクがあるタイプですが「美味しい牛乳」の2種類はかなり似ています。この2種類のほうがより牛乳らしい甘みがあります。しかし、「明治美味しい牛乳」と「メグミルク」の\30差は味からすると価格の差が大きすぎるような気がします。
味で考えると、

  1. 森永乳業 森永のおいしい牛乳 \218
    明治乳業 明治おいしい牛乳 \228
  2. 日本ミルクコミュニティ メグミルク \198

価格まで考えてしまうと、

  1. 森永乳業 森永のおいしい牛乳 \218
    日本ミルクコミュニティ メグミルク \198
  2. 明治乳業 明治おいしい牛乳 \228

と言う感じです。

安い牛乳の場合

今回の中で安い牛乳の2種類です。

この2種類だけ賞味期限が短いです。上で書いたように、製造過程からパッケージまで長期保存可能にしていないと言うことです。が、だからこそ価格も安いのですね。
これは飲み比べて差がしっかりわかります。明らかに「北海道牛乳」の方が美味しいです。\10の差は許容できます。ついでに言うと「毎日らくのう牛乳」のパッケージは少しやわらかく、過去に買い物を終えて家に帰る途中で牛乳がもれたことがあります。もれると言ってもにじむ程度ですが少し不満ですね。
ということで、

  1. 日本酪農共同 毎日らくのう牛乳 \178
  2. トップバリュー 北海道牛乳 \188

です。

北海道をアピールしている牛乳は

北海道の牛乳をアピールしている2種類を飲み比べてみます。比較に「メグミルク」も比べてみます。

3種類、しっかり味が違うのがわかります。実は今まで買い物に行っても「北海道函館3.7牛乳」はノーチェックで1度も購入したことがなかったのですが、どれが美味しいかと言えばこの「北海道函館3.7牛乳」ですね。味の傾向は「メグミルク」に近くコクがある感じですが、「メグミルク」より牛乳らしい甘さがあります。価格も同じなので「北海道函館3.7牛乳」の方が良いですね。ということで、

  1. 北海道乳業 北海道函館3.7牛乳 \198
  2. 日本ミルクコミュニティ メグミルク \198
  3. トップバリュー 北海道牛乳 \188

ですね。

低温殺菌は美味しい?

牛乳は牛の乳を100%利用して成分を変えるような工程もしていません。ですが、当然、殺菌はしないといけません。今回、購入した牛乳のほとんどが130℃2秒、という殺菌を行っているのですが、今回、1番高い牛乳の「日本ミルクコミュニティ 美作の郷低温殺菌牛乳」は65℃30分と時間をかけて殺菌しています。低温で殺菌したほうが牛乳の風味が良いとされています。
そこで、今までのなかで印象が良い、「北海道乳業 北海道函館3.7牛乳」「森永乳業 森永のおいしい牛乳」を含めた3種類で比較してみました。

「美作の郷低温殺菌牛乳」は他の2種類とは明らかに違います。が、この2種類はコクがあるタイプなので、これと比べると印象が薄いのですよね。美味しいのですけどね。価格を考えると、個人的にはどうかと言う感じです。
今回、直接比較してみると「北海道函館3.7牛乳」と「森永のおいしい牛乳」は味の傾向が似ています。
ということで、

  1. 森永乳業 森永のおいしい牛乳 \218
    北海道乳業 北海道函館3.7牛乳 \198
  2. 日本ミルクコミュニティ 美作の郷低温殺菌牛乳 \238

でしょうか。

総合的に判断すると

単純に味だけで判断すると

  1. 森永乳業 森永のおいしい牛乳 \218
    明治乳業 明治おいしい牛乳 \228
  2. 北海道乳業 北海道函館3.7牛乳 \198
  3. 日本ミルクコミュニティ 美作の郷低温殺菌牛乳 \238
  4. 日本ミルクコミュニティ メグミルク \198
  5. 日本ミルクコミュニティ 酪農家からの牛乳 \208
  6. トップバリュー 北海道牛乳 \188
  7. 日本酪農共同 毎日らくのう牛乳 \178

と言う感じです。
ですが、実際に購入する時には味と価格を考慮するとこんな感じです。

  1. 北海道乳業 北海道函館3.7牛乳 \198
  2. 日本ミルクコミュニティ メグミルク \198
  3. 森永乳業 森永のおいしい牛乳 \218
  4. トップバリュー 北海道牛乳 \188
  5. 日本酪農共同 毎日らくのう牛乳 \178
  6. 明治乳業 明治おいしい牛乳 \228
  7. 日本ミルクコミュニティ 酪農家からの牛乳 \208
  8. 日本ミルクコミュニティ 美作の郷低温殺菌牛乳 \238

やはり\200超えるとなんとなく抵抗がありますね。たくさん飲みますので。「美作の郷低温殺菌牛乳」は味の割りに高い印象が強いです。「おいしい牛乳」は美味しいですし、その美味しさはコクがあって牛乳らしい甘さがあるところですが、「北海道函館3.7牛乳」はそれに匹敵する味で価格も安く賞味期限も長いタイプなのでかなり良い感じです。
今までノーチェックでしたが、これからは「北海道函館3.7牛乳」を購入します。