乗車

出発が遅れたので時間の関係でビスタカーに、しかも指定の席がダブルデッカーの車両、というあまり喜ばしくない結果に。
同じお金を払うならやはりアーバンライナーが希望。
ちなみに、個人的な感想ですが、古いアーバンライナー、現在ではアーバンライナーPLUSという名前ですが、このシートは最高に体に優しいと思う。新しいアーバンライナー、いわゆる、アーバンライナーNEXTのシートは良いとされているが(飛行機のビジネスのシートみたいなリクライニングします)、実際に名古屋ー難波間の移動時間を座っていると、PLUSのシートの方が断然良い。
しかし、ビスタカーのシートは、シートバックも短く、座面もふにゃふにゃして腰痛になりそうなシート。
ただ、古いとはいえ、(おそらく同じ時期に登場したであろう)名鉄の初代のパノラマカーのシートの方が、作りはシンプルとはいえ、シートも大きくしっかりしていて全然楽。
パノラマカーのシートは進行方向に対して背もたれだけが動くタイプではあるが、ビスタカーのシートはシート自体が回転するし、個別にリクライニングもするし、アームレストも付いていて、アームレストに収納するピクニックテーブルもあり、立派な作り、もちろん、近鉄の特急料金や走行時間を考えれば納得のいく立派な作りではあるが、はっきり言ってこのシートは体に負担が大きい。
ビスタカーは古いとはいえ、車内はさすが高い特急料金を取っているのにふさわしい内容ではあるし、それ自体は不満はないが、とにかくあのシートに2時間半は本当に辛い。
パノラマカーは特急料金が必要とはいえ、それは事実上座席指定券であるため料金も比べものにならないほど安く、近鉄の特急とは性格も違うし、車内の作りもそういった高級感とは無縁ではあるが、それでも、新岐阜豊橋間は2時間近く走るわけで、それに見合うシートだと思う。
そんなこともあって、ビスタカーに乗るのは気が滅入るし、ずっと座っているのも辛いので定期的に席を立って洗面台に行ったりする事になる。
シートだけもう少し何とかなればビスタカーでも良いのですけどね。こういってはなんだが、どうしてあんなに出来の悪いシートが出来上がるのか理解不能。人間工学に基づき立体的に・・・なんて考えなくてもあそこまでひどいシートはできないと思うが。