ついに引退!

テイエムプリキュアマイネレーツェルが引退


 JRAは17日、05年の阪神ジュベナイルF(GI)を制したテイエムプリキュア(牝7)、および08年のローズS(GII)を制したマイネレーツェル(牝5)が、本日付で競走馬登録を抹消したことを発表した。2頭はともに栗東五十嵐忠男厩舎の管理馬だった。 テイエムプリキュアは父パラダイスクリーク、母フェリアード(その父ステートリードン)という血統で、05年9月のデビューから3連勝で阪神JFを制した。昨年の日経新春杯(GII)では大逃げをうち、阪神JF以来3年ぶりの勝利を挙げると、同年のエリザベス女王杯(GI)では12番人気で2着に好走していた。通算成績は37戦4勝(うち地方1戦0勝、重賞2勝)。今後は北海道新冠郡新冠町のタニグチ牧場にて繁殖馬となる予定。 マイネレーツェルは父ステイゴールド、母ケイアイベール(その父サクラユタカオー)という血統。08年のフィリーズレビュー(GII)、ローズSと春秋のトライアルレースを勝ち、同年のクラシック戦線を賑わせた。通算成績は29戦4勝(重賞2勝)。今後は繁殖馬となる予定だが、行き先は未定となっている。

一昨年のあの日経新春杯が引退レースだったわけですから、引退撤回してからが長すぎですね。
引退宣言以降、これほど長く走るのなら、引退という判断はなんだったのでしょうか・・・。


ただ、今年に入ってからの成績は、出走するレースすべて最下位に近い順位ですからいつまで走らせるのかが不思議でしたが・・・そもそも、最初の引退宣言の時もかなり成績も悪かったですから、その時の判断も分からなくはないです。


オーナーは、阪神ジュベナイルフィーズの勝利の後で、250万の馬がGI馬ですよ、とわざわざ言ってしまう辺りに理由が見え隠れします。
馬主は、100%道楽だけでは続けられませんですし、ビジネスですし、馬も経済動物ですから、仕方がないといえばそうですが・・・。
落札価格なんて調べれば分かる話ではありますが、別にそこを強調して発言する必要はないかと思います。
そう思ってしまうのは、馬主と一競馬ファンの立場の違いでしょうかね。


「もう勝てないしお金もかかるからそろそろ引退させるか。」
「あれ? なぜか大逃げして勝っちゃったぞ!」
「じゃあ、賞金も手に入ったしもう少し走らせるか。」


という感じですかね。
そういう意味では、日経新春杯と同じパターンでうまくいった、エリザベス女王杯もさらに賞金を稼いだわけで、結果的には馬主としては正しい判断だったわけでしょうね。
テイエムプリキュアと言えば雨でしか勝てないという印象でしたが、この時はクィーンスプマンテに引っ張っていってもらえましたし、2頭が大きく逃げたから後ろが控えたわけで、単騎逃げではうまくいかないでしょう。今年のように。クィーンスプマンテに感謝しないとね。


プリキュアという名前は娘さんが付けたかと記憶してますが、馬に名前を付けるということも理解せずに、単に好きなアニメを言っただけなのでしょうけれど、それも誰か制してあげて欲しいですね・・・。
単なるパクリの名前といい、上記の発言といい、テイエムプリキュア自身には何も罪がないですが、個人的には、陣営をひっくるめて考えるとあまり良い印象がなかったです。


それでも、救いは、走りたがらない馬を無理やり引っ張ってきて走らせた、という印象が少なかったですね。


パドックでは、首がかゆいのか伸ばしたり縮めたりしたり、キョロキョロしたり、歩調も楽しそうにパカパカ歩いて、悪い意味ではなく落ち着きがなくて、いつもリラックスしてました。
出走レースの距離の関係でスタンド側スタートで返し馬の姿を見る機会が多かったですが、
いつも口を開け気味で頭を上げっている姿が懐かしいですね。


いつ見ても、レース前の緊張感というのはみじんも感じさせず、楽しそうに走っているな!、と、見ていて本当に楽しい気分にさせてくれる馬ですね。


本当は競走馬向きではないのかな?
第二のお仕事、頑張ってほしいですね。
お疲れ様でした。

撮影機材