Windows Vista発売です
本日がWindows Vistaの発売日なわけですが、個人的には既に移行していますので発売自体はどうでも良いのですが、正式に発売されたコトでメーカーも「Vistaに移行できますよ!」という名目で今年後半に販売してしまったモデルの面倒を見ていくコトになります。
最近、入手したばかりの、私の手元にあるLOOX P70TNもそうですね。
ココでも書いているようにVista発売前にVistaに移行していて、既にメインのパソコンとして利用しています。
Vistaはクリーンインストールしてほぼ問題なく動作しているわけですが、一部、ドライバやユーティリティ類でVistaに対応していないものがあります。
プリインストールアプリケーション全てが動く必要はないのですが、それでも個人的に気になる部分はあります。
一応、個人的に気になる順番です。
Bluetoothに関しては、クリーンインストールすると1部認識しませんでした。
それと、(例の)東芝のスタックを利用しています。
これがVistaに対応していないのです。
この状態でもWindows標準のスタックでDUNとかは利用できるのですが、標準のスタックも役不足ですしデバイスマネージャに「!」があるのは気持ち悪いので、(ライセンス的にはともかく)東芝のスタックの最新版を拾ってきて利用しています。
これで問題なく動作するのですが、事前にわかっていたとはいえ、やはり残念な結果になりました。
XP(プリインストールの状態)
Vista(拾ってきたVista対応のBluetooth Stack)
あぁ、やっぱりという展開です。
でも、一応、下のように書いてあるのですが・・・orz
Changes of Bluetooth Stack 4.20.08(T) -> 5.10.01(T):
- Windows Vista is now supported
- All drivers passed Windows XP and Windows Vista WHQL logo
- SCMS-T (Serial Copy Management System) can be turned off/on ←どこがやねん!
- New VoIP feature, which works together with Skype
- Added some fixes
富士通のVista関連のページで機種別に、どのドライバやユーティリティが問題があるか、その対処方法、が掲載されています。
問題のあるドライバ・ユーティリティは、1/30以降、HP上で配布することになっています。
1/30になった時点で確認したところ、その項目が増えていたりしたので頑張っているなぁと思ったのですが・・・ドライバは配布されていませんでした。
夜になっても公開されませんね・・・。1/30以降ですから、1/30とは限りませんけどね。
Bluetoothも含め、タブレット用ボタン、指紋認証、も対応予定になっていて、しかも、1/30からハードウェア的に何も変わっていない(メモリ・HDD容量は除く)Vistaモデルが発売されるので、ドライバ、ユーティリティも、完成度はともかく存在しているわけで、すぐに公開されると思っただけに残念です。
XPモデルへのVistaインストール
P70TNですが、入手直後でプリインストールのアプリケーションを含め販売時の内容を把握してない部分も多い状態でVistaに移行するため、XPは残したままVistaをクリーンインストールしています。
富士通の場合、ドライバ、ユーティリティ、アプリケーションは、個別にリカバリDVDに収録されているので、必要であれば単独でインストールできます。
メーカー製パソコンには「必要もないアプリケーションがたくさん入っていて無駄」という意見もありますし、私自身、そう思う面も多々ありますが、だからと言ってせっかく付いてきたものを良く確かめもせずにすべて使わないのはもったいない話です。
XPモデルのプリインストールのアプリケーションはXPにあわせて用意されているわけで、当たり前ですがXP側では問題なく動作するわけです。XP側で吟味してVista側にインストールしたりします。その時にVistaに対応していなかったりで問題があった時に比較のためにXP自体は残してあるものの、ほぼVistaだけで利用しています。
P70TNに限らず、メーカー製パソコンの場合、多数のプリインストールのアプリケーションが入っていると思いますが、家計簿や年賀状ソフトなど無くても動作に問題の無いものもあれば、無いと内蔵デバイスが使えないものもあるでしょう。P70TNの場合、上記の、Bluetoothやタブレット用ボタンや指紋認証等がそれに当たると思います。
自作ならパーツ毎に製品を購入しているわけでドライバ等の入手はそれぞれできるでしょうし、どうしても未対応なパーツは交換してしまえば良いのかもしれませんが、メーカー製パソコン、特にノートのような内蔵デバイスが多く交換も難しい場合など、そのメーカーが、ドライバ、ユーティリティ、アプリケーションを公開してくれなければ対応し切れません。
そういう意味でも、メーカーのサポート無しでは、XPモデルをVistaにアップデートし切れない場合もあるのです。
この辺り、メーカーによって対応に違いがあります。
全てのメーカーを調べて例をあげるわけにはいきませんが、ドライバ、ユーティリティ、アプリケーションが、リカバリメディアに個別にフォルダ毎に別けて収録されていれば、Windowsのクリーンインストール時には便利です。
ですが、リカバリ時にWindowsと一緒にインストールされ個別にアプリケーションのインストールができないもの。
また、個別にインストールできるが、CDの中身はアプリケーション毎に個別に収録されておらず、インストール用のメニューから選択してインストールするタイプもあり、このパターンだとインストールのアプリケーションが、Windowsのバージョンチェックや機種のチェックをしている可能性もあり、そうなるとVistaにインストールできなかったりする可能性もあります。
そうなると、Vistaをクリーンインストールすることもできず、インストールし直すにしても、XPでリカバリしてVistaでアップデートインストールするしか方法がありません。あまり良い方法ではありませんが、単独でドライバ、ユーティリティ、アプリケーションのインストールができなければ仕方がありません。Vistaでのアップグレードインストールは、互換性があるかどうかをチェックしてからアップデートを始めますので、未然にトラブルは防げますが結構時間がかかります。
また、Vista対応の、ドライバ、ユーティリティ、アプリケーション、の配布方法もメーカーによって違います。
例えば、富士通は、HP上での配布以外に、有償でDVDの配布を行うメーカーもあります。
ソニーなんかを見ていると、Vista用の、ドライバ、ユーティリティ、アプリケーション、の配布は有償のDVD配布に限定されていて、HP上での配布は一切行っていません。1/30付けでドライバ類がアップデートされていたりしますが、それは有償配布されたDVDへのアップデートという形です。つまり、必ず有償でDVDを購入しないとVistaにアップデートできません。
各メーカー毎に、対応も異なりますので、それぞれにあわせてアップグレードしていかなくてはなりませんね。
というか、そういうメーカーのVistaへのアップグレードの対応まで見ていない方もいると思うので、先日の日記でも書いたように「XPモデルを買ってVistaにアップグレードすれば得」という話は安易にしないようにと思うのですけどね。