XPモデルへのVistaインストール

P70TNですが、入手直後でプリインストールのアプリケーションを含め販売時の内容を把握してない部分も多い状態でVistaに移行するため、XPは残したままVistaクリーンインストールしています。
富士通の場合、ドライバ、ユーティリティ、アプリケーションは、個別にリカバリDVDに収録されているので、必要であれば単独でインストールできます。
メーカー製パソコンには「必要もないアプリケーションがたくさん入っていて無駄」という意見もありますし、私自身、そう思う面も多々ありますが、だからと言ってせっかく付いてきたものを良く確かめもせずにすべて使わないのはもったいない話です。
XPモデルのプリインストールのアプリケーションはXPにあわせて用意されているわけで、当たり前ですがXP側では問題なく動作するわけです。XP側で吟味してVista側にインストールしたりします。その時にVistaに対応していなかったりで問題があった時に比較のためにXP自体は残してあるものの、ほぼVistaだけで利用しています。


P70TNに限らず、メーカー製パソコンの場合、多数のプリインストールのアプリケーションが入っていると思いますが、家計簿や年賀状ソフトなど無くても動作に問題の無いものもあれば、無いと内蔵デバイスが使えないものもあるでしょう。P70TNの場合、上記の、Bluetoothタブレット用ボタンや指紋認証等がそれに当たると思います。
自作ならパーツ毎に製品を購入しているわけでドライバ等の入手はそれぞれできるでしょうし、どうしても未対応なパーツは交換してしまえば良いのかもしれませんが、メーカー製パソコン、特にノートのような内蔵デバイスが多く交換も難しい場合など、そのメーカーが、ドライバ、ユーティリティ、アプリケーションを公開してくれなければ対応し切れません。
そういう意味でも、メーカーのサポート無しでは、XPモデルをVistaにアップデートし切れない場合もあるのです。


この辺り、メーカーによって対応に違いがあります。
全てのメーカーを調べて例をあげるわけにはいきませんが、ドライバ、ユーティリティ、アプリケーションが、リカバリメディアに個別にフォルダ毎に別けて収録されていれば、Windowsクリーンインストール時には便利です。
ですが、リカバリ時にWindowsと一緒にインストールされ個別にアプリケーションのインストールができないもの。
また、個別にインストールできるが、CDの中身はアプリケーション毎に個別に収録されておらず、インストール用のメニューから選択してインストールするタイプもあり、このパターンだとインストールのアプリケーションが、Windowsのバージョンチェックや機種のチェックをしている可能性もあり、そうなるとVistaにインストールできなかったりする可能性もあります。
そうなると、Vistaクリーンインストールすることもできず、インストールし直すにしても、XPでリカバリしてVistaでアップデートインストールするしか方法がありません。あまり良い方法ではありませんが、単独でドライバ、ユーティリティ、アプリケーションのインストールができなければ仕方がありません。Vistaでのアップグレードインストールは、互換性があるかどうかをチェックしてからアップデートを始めますので、未然にトラブルは防げますが結構時間がかかります。


また、Vista対応の、ドライバ、ユーティリティ、アプリケーション、の配布方法もメーカーによって違います。
例えば、富士通は、HP上での配布以外に、有償でDVDの配布を行うメーカーもあります。
ソニーなんかを見ていると、Vista用の、ドライバ、ユーティリティ、アプリケーション、の配布は有償のDVD配布に限定されていて、HP上での配布は一切行っていません。1/30付けでドライバ類がアップデートされていたりしますが、それは有償配布されたDVDへのアップデートという形です。つまり、必ず有償でDVDを購入しないとVistaにアップデートできません。


各メーカー毎に、対応も異なりますので、それぞれにあわせてアップグレードしていかなくてはなりませんね。
というか、そういうメーカーのVistaへのアップグレードの対応まで見ていない方もいると思うので、先日の日記でも書いたように「XPモデルを買ってVistaにアップグレードすれば得」という話は安易にしないようにと思うのですけどね。