改めて感じるSL-C700の価値

popopo_20042004-04-03

先日お話したように、紛失してしまったSL-C700が手元に戻ってきました。元々、PDAはNX80Vをメインで使用していたため、SL-C700が無くてもあまり困らないのですが、しばらくの間NX80Vだけを使用して、再びSL-C700との2台態勢になると、改めてSL-C700に対して色々感じる事が有りました。
まず、言えることは、以前にも何度も書きましたが、やはりPDAとしての完成度は低いです。私はPDAをいつでもどこでも使うことを目的としているから余計に気になるのですが、屋外で見えない液晶と持ちの悪いバッテリは、PDAとして完成度が高いと言えません。また、この2つは決して無いモノねだりではなく、外で見える液晶を持った(そのうえで屋内でもきれいな)PDAも数多くありますし、SL-C7xxシリーズよりバッテリが持つPDAも数多くあります。
私はこれらの欠点が有る限りは、SL-C700をメインのPDAとしては使う気になりません。
ただし、これらの欠点を考えなくてよい場合、例えば私のようにこれらの欠点が無いPDAを別に持っていてる場合です。こう考えるとSL-C700の良いところが目立ちます。具体的に言えば使いやすいキーボードだと思います。以前、液晶やバッテリの問題で屋内での使用がメインとなるならば、さらにキーボードの大きなsigmarion IIIで良いではないかとも書きました。この意見は今も変わっていませんが、SL-C700のキーボードも絶妙な大きさでそれなりに価値を感じます。両手で持ち立って入力できると耳にしますが、私は片手にバックを持っていることがほとんどなのでこれにはメリットは感じませんが、sigmarion IIIほどではないものの速く快適に入力できることは認めます。そしてそのキーボードをこの大きさで実現していることに価値を感じます。これは同じような形状のUX50でも同じです。私の場合、名古屋市内で地下鉄の移動が多いのですが、地下鉄は窓から日差しが入ることも無く見えない液晶のデメリットが有りません。そして座席に座れた場合にはカバンからさっと取り出してすぐに入力ができます。これがsigmarion IIIの場合、テーブルが有るような場所ならば良いですが、地下鉄の中で5分ぐらいなんてシチュエーションでは出そうと思わないと思います。そして目的の駅に着いた場合、閉じてカバンに入れすぐに席を立つことができます。冬であればコートのポケットに入ることもできますし、取り敢えずは手で持っていても良いですね。これがsigmarion IIIだとこういう訳には行きませんよね。私の場合、ちょっとした入力、例えばはてなダイアリーに書く内容はSL-C700を使用します。もっともNX80Vが使えない訳では有りませんが、どちらも持っていればSL-C700を使用します。
つまり、私からすればPDAとして考えると致命的としか思えない欠点を持つSL-C700ですが、NX80Vとの併用であれば価値が見いだせます。
もっとも、私はNX80Vもベストだと思っていません。大きいし重いです。それにウイングスタイル自体も正直気に入っていません。キーボードも付いていますので使うことも有りますが、これが無くなって小さくなるのであればそちらを選びます。大きな液晶でカメラも付いて2スロット有って通信もできるという1台でなんでもこなせるところには魅力を感じています。
UX50が、オープンスタイルの時にSL-C700のように縦型で使えるて、CFスロットが付いていると理想的ですね。