レッサーパンダ

このタイトル、最後まで読まないと意味がわからないかもしれませんね。タイトルでピン!と来る方も多いかもしれませんが・・・。
オススメできるタブブラウザFirefoxですが、最初はFirefoxという名前では有りませんでした。といっても、ハマチがブリになるように出世したわけではありません。
最初の名前はPhoenixでした。日本語で言えば不死鳥ですね。このネーミング、欧米ではインパクトの有るネーミングかと思いますが、良く使われるネーミングでもあるのです。実際に大手BIOSメーカーさんが同じ名前ですよね。で、この大手BIOSメーカーさんに怒られてしまいました。Phoenixは会社名でもあり、登録商標でもあるわけです。いくらオープンソースとはいえ、同じコンピュータ業界でPhoenixは良くないですね。
次の名前はFirebirdです。日本語で言えば火の鳥でしょうか。手塚治虫作品でもわかるように、Phoenixと同じ意味で使われると思います。が、これも同じオープンソースのデータベースがすでに同じ名前を使用しています。オープンソースですから商標というわけではないでしょうけれど、配慮が足りませんね。最初からわかっていたはずですが、よほど不老不死にこだわっているのでしょうか?
そこで三度名前が変わるわけですが、それがFirefoxです。さすがに3度も名前が変わればふつーではないわけで、Firefoxの公式ページにも「ブランド名に関する良くある質問」というページをわざわざ用意しています。そこで、どうしてFirefoxなの? という質問に、Firebirdに似てるでしょ? との解答がありますが、まぁ、似てなくは無いですが、意味が全然違います。Firefoxは、レッサーパンダ(Red Panda)の別名なのだそうです。不死身の鳥から、絶滅危惧種の小動物に変わってしまいました。ご丁寧にミシガン州の動物園のレッサーパンダの写真のリンクまで貼ってあります。
この時にロゴも変わったのですが、手(前足)がちょこんと出ていてカワイイのですが、どう見てもキツネにしか見えないところがポイントですね。
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