ライコネンの優勝ですが・・・

今年のミシュランはどうしようもなく今回のスパでは本当に最悪ですね。パフォーマンス云々どころかあれでは危なすぎます。事実、バーストしてリタイアしている数台の車はまわりも巻き込んでいます。昔の、パフォーマンス芳しくなく撤退したピレリやF1参入時のBSもこんなことは無かったと思います。これって問題にならないのでしょうか？　安全に走れないものをサーキットに持ち込んではいけないと思います。あれだけバーストでリタイアではねぇ。
そんな中、大丈夫かなぁ、と思っていたライコネンのタイヤは最後まで持ち今季初優勝ですが・・・ちょっと待て。そもそもスタート時の多重クラッシュの最初の原因は優勝したライコネンと３位のバリチェロでないかい？　お咎めなしですか？　琢磨のクラッシュの前にオールージュに入る前の最初のコーナーで、緑色のフロントウィングが吹き飛んでいるコトと、シルバーの車とブルーの車が接触していますよね。
まず、緑色フロントウィングが飛んでいるのは、緑色の車がインについていて赤い車がかぶせて接触しています。ミハエルはルノーの２台に抜かれてクルサードと一緒にこのコーナーに入っていったのはかなり前です。ということはこの赤い車はバリチェロ。緑の車は琢磨のクラッシュの時にウェーバーもクラッシュしていますが、この時にフロントウィングの着いた緑の車が横を通り抜けています。というコトは、この時にフロントウィングを失ったのと、その後、琢磨と一緒にクラッシュしたのは同じ車でウェーバーです。ウェーバーに対して強引にかぶせたバリチェロが接触して吹き飛んでいる。いえ。原因はウェーバーの方かもしれませんけどね。インコース側でテレビでは良く見えません。が、この２台が接触しているのは間違いないです。テレビで見た印象ではバリチェロがかぶせすぎだと思います。
次、シルバーの車とブルーの車の接触ですが、予選順位もクルサードが前でスタートも良かったのでこのシルバーの車はライコネンですよね。ブルーの車はフィジケラかマッサかわかりにくいですが、後ほどマッサだけがピットインしていますのでということはスタートの接触はマッサです。ビデオで見る限りでは、ライコネンがマッサにアウト側からかぶせる、マッサが譲らない、まぁ、どちらが悪いかはなんともいえませんが、ホームストレートでもホイールトゥホイールになっていて、半車分しかでていないライコネンがかぶせたような気がします。個人的にはライコネンのかぶせ方は強引な気もします。この時にマッサの動きが遅くなり真後ろを走っていたバトンがマッサに激突。ウェーバーとバトンのフロントウィングは何台かのマシンが踏んでいく。
この次の琢磨を含む多重クラッシュは、ウェーバーが琢磨に突っ込んだようですが、フロントウィングを失っていますのでコレは仕方が無い。
このことが問題視されないのがおかしい。琢磨とウェーバーのことはともかく、それがどうして起きたかを考えれば、ライコネンやバリチェロ、後の琢磨を含むクラッシュの原因を考えれば特にバリチェロ、もしこの２人に問題が無ければ、ウェーバーやマッサが悪いということでしょうし、それが特に問題視されていないのが気になります。スチュワードも何らかの判断をするべきでは？　テレビで見ていてもコレだけ気になります。レース中のトラブルだとしても、あれだけのクラッシュが起きて良いのか？
ブルーニは琢磨が斜めにくればあぁやって避けるしかないし、パンターノにいたっては避けようも無い。お気の毒です。
ついで言うと琢磨がクラッシュしているから言っているわけではなく、私は日本人だからなんてコトだけで応援するつもりはさらさら無いです。日本人がココまで着たなぁ、ということは考え深いですし、イギリスF3チャンプ、マカオGP優勝はすばらしいものの、日本人としては優秀だとしても、それだけでどうした？というだけですね。まぁ、性格も良さそうだし、アグレッシブな感じは好きですけどねぇ。盛り上がっている割には私はドライに見てしまうタイプなので。オリンピックみたいに日本人だから、なんて単純な理由だけではねぇ。誤解の無いように言えば単純といっても、それが悪いという意味ではありません。普通のスポーツと違いますので。チーム力や政治力も含め複雑なのでそう簡単ではないです。
あー。ミハエル、チャンピオンね。とても好きにはなれないがすごいことはすごいです。強いとお得意だった政治問題もおきない。＞フェラーリ

追記：ちょっと調べてみると・・・
ライコネン、マッサ、ともにぶつけられたとコメント。まぁ、ありがち。バリチェロに関しては特にコメントが探せなかった。ウェーバーは放送中に佐藤に申し訳ない、とのコメントを聞くことができたが、１コーナーでのブレーキングミスも認めている。ということは１番の原因はウェーバー。ライコネンとマッサの件はどうなるのだ？