デュアルスロット

昨日書いたデジカメのデュアルスロットですが、オリンパスの上位機種は多いです。
xD陣営としてはxDを切り捨てるのも難しいですよね。下位機種はxDオンリーなわけでして、そこからのステップアップを考えればxDも使えるようにするのはわかるのですが・・・大変ですよね。その分のコストアップはユーザーに響くわけですし。
元々、スマートメディア陣営だったということも響いています。規格提唱者の東芝に256MBが出ますよと言われ続け、結局出せない上に東芝が撤退、という東芝らしいパターンでオリンパスとフジは痛い目にあいましたからね。東芝はこういう無責任なことが多いと思うのですが。スマートメディアスロット内臓のパソコンまで出していたのに、いち早く抜けてしまいSDに鞍替えして・・・。というか256MBが出ますというアピールもなんでしょうね。技術的に無理ならば採用メーカーには出来ないということは早めに伝えて、次の規格を考えて早く出すとかしないのは罪なことです。さらに小さいとか、さらに大容量とか、何とでも言いようがあるわけで、それを大容量が出るといいながら、採用メーカーより先にスマートメディア採用を自社製品からやめてしまうなんて本当に無責任です。少なくとも、オリンパスとフジは東芝よりたくさんのデジカメを販売して、スマートメディアの普及に大変貢献してくれてるわけですよね。
かなり前の話ですが、リムーバブルメディアのZIPとかあったころ、またこれに類似したものも多いのですが、アメリカってベンチャーでもこういう規格って勝手に作って売ってしまいますよね。だってメディアの供給とかキミの会社の規模で出来るの? と思うようなものたくさんありましたから。今でこそあまり見かけなくなりましたがMOは富士通のローカルな規格ではないわけですから長い間あったのだと思います。ま、アメリカでは出したもの勝ち、無くなった時はそんな規格のものを買ったヤツが馬鹿だということです。私はこの当時、仕事柄そういうものによく接する機会が多かったですが、個人的には絶対に買ったりしませんでしたね。
ベンチャーも売りきりの製品より、後々までメディアを購入してくれたりと、ずっと続く商品はありがたいのかもしれませんが・・・そういう場合って責任も付いて回ってくるのですよね。サービスを提供する場合も同じ。継続できないならば最初からするなということです。
最近だと、DoCoMoPHSもしかり、ASTEL各グループも同じようなものです。
東芝とは正反対で、メモリースティックという独自なメモリカード規格を作っても、頑なにこれを自社のパソコン・デジカメ・ケータイ電話、等々に一生懸命採用しているメーカーもありまして、別のメモリカード規格を作って迷惑とはいえ、ここまで一生懸命やればある程度のシェアになりますので・・・。努力実ってか、SD・メモリースティック、の両方が1つのスロットで使えるものが付いているノートパソコンもチラホラと登場しています。
といって、オリンパスとフジは、その後、2社でxDという新しいメモリカード規格をわざわざ作る必要はないと思うのですけど・・・。一時、スマートメディアアダプタが販売されていましたが、これって実際のスマートメディアより長くなるのでカメラに取り付けての撮影は出来ないのですよね。
新しい規格を考えるのは勝手ですが、ユーザーから見えない部分の規格ならばともかく、メディアを買ったりする必要があるわけですから本当に迷惑な話です。最後まで面倒が見れるぐらいの根性と体力がある会社でなくてはやってはいけないと思います。発送が日本的かもしれないですが、瞬間最大風速的に盛り上がって消えていったアメリカ発のリムーバブルメディアにはうんざりですね。
そういう意味では、メモリースティック作ってるメーカーも、xD採用している2社も、最大限頑張っていますよね。別の規格があること自体は迷惑ですけど^^;
話はデュアルスロットに戻りますが、オリンパスのデジカメのデュアルスロットですが、
CF、xDのデュアルスロットは、

あります。C-5050ZOOMはスマートメディアとxDが両方使えるスロットでしたので、スマートメディアも使える^^;
スマートメディアとxDが両方使えるスロットが採用されているデジカメはほかにもあります。

さらに、これ以前にはCF、スマートメディアのデュアルスロットもありまして、

xDは自分のところで始めたことなのでともかく、スマートメディア東芝にそそのかされて採用したら、大変なことになってしまったのでその後大変でしたね。その時の経験があるからか、xD登場当初からデュアルスロットで採用ですから。頑張ってますね。自分でまいた種ですが^^;