さて、代替機を使っての感想ですが・・・

代替機に変更して4日ほど経過しましたが、結果としては、同じように不具合があり特に変わらない、という予想していた結果でした。
細かいことを言うと、位置情報の取得は相変わらずかなりの頻度で止まってしまいますし、「メールの自動受信中のため接続できません」というメッセージが表示されて通信が出来ないのも同じですが、通信ができない方に関しては、以前のWX310Kよりその頻度が少ない気もします。が、不具合が無いということではありません。
ということで、ある程度予想は付いていましたが、端末が変わっても同じトラブルが続くと言うことを考えれば、ある特定のエリアで不具合が発生すると言うことでなく、やはりWX310K自体のトラブルがある、しかも複数台あると言うことで間違いないでしょう。最初から想像は付いていましたけどね。
とりあえず、修理と言う手段をとってみたので、製造メーカーである京セラがどのような対処をするのかが気になります。
結局、不具合があるものを作ってしまった京セラや、それを出荷してしまったウィルコムに問題があります。もっとも、京セラが不具合のある端末しか作れなかったとしても、直接的な原因は京セラにあるかもしれませんが、それにOKを出して販売をしてしまうという最終判断をしてしまったウィルコムには大きな責任があるでしょう。
年末に数機種も発表するという、今までに無い無理(かどうかはわかりませんが)なスケジュールを組み、その影響なのか不具合のある機種しか作れなかったのは京セラという会社の力量なのか、そもそも無理なスケジュールだったのか、それは知りませんが、最終判断を下したウィルコムはユーザーから見れば無責任な会社と言うわけです。
仮に、

  • ウィルコムが組んだスケジュールに無理がありどう頑張っても出来なかった。それならば、不良品を出荷するわけにはいかないので、発売日を延期すれば良い。
  • 京セラの問題で正常な商品が発売日に間に合わなかった。それならば、ウィルコムは発売日を延期し、ウィルコム−京セラ間でこれらの問題を解決する。どういう契約になっているか知りませんが、京セラが原因でウィルコムに迷惑をかけたわけですからその責任は2社間でつければ良い。
  • 理由はどうであれ、不具合がある商品しか作れなかった、が、発売日を延期すと言うことは営業的にも厳しい判断(これ事態は理解できます)なので、(倫理的には問題がありますが)不具合があることには目をつむって当初予定通りに発売を行うが、予想されるトラブルの対応を事前に行っておく。

という、パターンが考えられるのではないでしょうか?
実際はどうかと言うと、不具合があるにもかかわらず、出荷して、特に不具合対策もしていない、と言うのが現状です。
ちなみに、ここでいう不具合対策は、新しいファームを用意しようということではなく、実際に、販売時、または、販売後にユーザーと携わる所には、内々に「実はWX310Kには若干の不具合があるのだが発売することになってしまったが、今、新しいファームウェアを準備していて若干時間がかかるので、不具合を訴えてくるお客さんには何とか対応してくれないか?」ということを通達すべきでしょう。欲を言えばホームページで告知するとか、販売を一時停止するなどの措置がよりベターではあります。
まさか、この不具合にウィルコムの誰も気づいていない・・・というほど能天気な会社ではないですよね?
京セラが自社の製品の不出来をひた隠し、ウィルコムをまんまと騙した、というならば別ですが、その可能性ってものすごく低いですよね。