加湿器

そういえば、加湿器って大きく別けて2種類あるのはご存知ですか?
まず、安価に発売されているものでスチーム式といわれているもの。構造は単純で、水を電気で暖めて水蒸気にしてどんどん放出するタイプ。白く見える蒸気が出てくるタイプです。触ると熱い。ペットボトルをタンクにできるタイプなんかもこれらです。ストーブの上にやかんを置いているような感じです。
もう1つは、比較的高価なもので気化式といわれているもの、フィルタに水を吸わせてそれをファンで当てて気化させるタイプ。白く見える蒸気も出ませんし、熱くもありません。
さて、どっちが良いかは色々あります。元々、ノドが弱いのである程度の湿度がないといやな人なのです。とはいえ、スチーム式の小さいものは、寝るときにセットしても1,2時間で無くなっていることも多い。かといって、大きいものを使ってずっと動いていれば良いかといえば、朝になると窓がものすごくびしょぬれになっている。
個人的には、1日中、ある一定以上の湿度には保ってほしいので、加湿器はずっと利用したい。となると、湿度を見てコントロールしてくれるタイプがほしい。そうなると気化式です。スチームタイプでも湿度を見てコントロールするタイプもありますが、水蒸気を出して加湿するわけですから、加湿するか、しないか、のOn/Offなだけであります。ついでに電気代が高い。ずっとお湯を沸かしているのと同じですからね。そいうなると気化式です。理論上、風を当てて自然に蒸発をさせているわけで、ある一定上の湿度になれば蒸発はしないのです。良く、加湿器があると部屋がじめじめするのでは? という方がいますが、気化式はジメジメしませんし(自然にはジメジメするほど気化しません)、そういう方はスチーム式のイメージでおっしゃられているのでしょう。
引っ越しの時に、まず、気化式の加湿器を買いました。この部屋がかなり乾燥していることがわかったからです。夏に加湿器を買う人は珍しいのですけどね。
で、次に買ったのは空気清浄機。で、これを買うときに気化式加湿器付きの物を買いました。空気清浄機と一緒に手入れもできますし場所の問題もあります。
これで、この加湿器付きの空気清浄機だけで暮らしていたのですが、気化式の加湿器の最大の欠点は加湿量が弱いことです。自然に気化させることで加湿するわけですから自ずと限度があります。普段は良いのですが、今回のようにカゼをひいたりでノドが痛いときにはスチーム式のものでないと物足りません。結局、秋口にスチーム式の加湿器も購入しました。これで全部で加湿器3台。スチーム式は気化式と違い周りの湿度に関係なくどんどん水蒸気を出していくので、ずっと使っていれば部屋はジメジメしていきますね。
はい、ここ数日、スチーム式の加湿器をずっと使っているので窓はびしょびしょです。
3台あった加湿器のうち1台の気化式加湿器は、空気清浄機の登場によりお払い箱になってしまいましたが、お正月に旅立っていきました。部屋が狭かったので助かりました^^; 私のようにノドが弱い方でなくても、湿度はある一定以上の方が体にも良いと思いますので、冬場は加湿器が欲しいがびしょびしょになるのはいやな方は、気化式をお求めされてはどうでしょう? 電気代も安いですしね。