割り当てIPアドレスが変わったのね

W-ZERO3 W-ZERO3es

今日は、他に書きたいコトが色々有ったのですが、緊急性の話題がありましてそちらを。
以前から利用していて、この日記でも（あまり取り上げませんが）触れている、ウィルコム、au、向けの某無料ゲームの件です。
基本的には、ゲームの中で位置情報を取得する（コレを位置登録と言います）コトで、その移動距離によってゲームが進んでいきます。移動距離が多いと有利になるゲームです。また、位置登録をする場所によって、その地域の他のプレイヤーとコミュニケーションが取れたりします。
W-ZERO3発売直後に、この日記でもW-ZERO3で利用できるかどうかをチェックしていますが（id:popopo_2004:20051215#p2、id:popopo_2004:20051216#p1、参照）、実際にはW-ZERO3やW-ZERO3[es]では利用していませんでした。
W-ZERO3でゲームが時々利用できる理由等は先ほど紹介した過去の日記を見ていただくとして、私自身、チェックした上W-ZERO3で利用していなかったのは、接続が大変なことと、位置情報の取得の仕組みが違うのでゲームの中で位置登録が出来ない、この２点でが大きな理由です。WX310Kも持ってますしね。
しかし、ゲーム開始から１年半経過して、人それぞれ楽しみ方も多種多様になってきました。
私自身、先月末に紹介したように（id:popopo_2004:20061031#p1参照）、梅田であって大阪で無い、東京であって梅田な場所、に長期滞在していて、位置情報の取得が出来なくても困らない状況だったのでW-ZERO3[es]で遊ぶようにしていました。接続が面倒ではありますが、一旦接続してしまうと、文字入力は楽だし、スクロールも快適だし、便利なことも多いのです。
その後、仙台や宇都宮での大会も、大会中は位置情報の取得する必要も無いので（というか移動するわけにはいかないので必然的にですが）W-ZERO3[es]で遊んでいました。
手元にWX310Kもあるので、大会に参加する時にはそちらで位置登録をしてから移動するようにしていました。ご近所さんの表示順は位置登録順になるからです。
そんな状態だったのですが、両大会も終わり、その後、ちょっと忙しくて目を放した隙に結構な被害があったので、しばらくの間、位置登録できないのはまずいかな・・・と思い、今週初めからWX310Kを利用していました。
が、タイミングの悪いコトに、11/20より、W-ZERO3やW-ZERO3[es]で利用できなくなったという話になっています。それに気づいたのが今日だったのです。（遅いって！）
ウィルコムでは、AIR-EDGE PHONEが利用するIPアドレスは公開されていて、ちょうどこの時期にIPアドレスの削除が行われているコトを知りました。
ちなみに、今までに良く受ける質問なのですが、ゲームの管理人者であるGMさんが対応しなくても、利用するIPアドレスが削除されるだけならばゲームの利用ができなくなるコトはありませんし、追加されていてもゲームの利用ができなくなることはあっても接続を繰り返せば必ず利用できるはずです。つまり、単純に利用できるIPアドレスが追加・削除されただけでは、何度接続送り返してもゲームを利用できないというコトはありません。（この理屈がわからない人は過去の日記をよく読んでくださいね）
でも、11/20から接続が出来ないというコトは、この時期に何か変更があったということです。

以下、ウィルコムサイト公式サイトより、AIR-EDGE PHONEで利用するIPアドレス

ウィルコムの電話機は、ウィルコムのサーバーを経由してインターネットにアクセスします。その際、ウィルコムのサーバーからWebサーバーに対して通知されるIPアドレスは次表の帯域内となります。

IPアドレス
61.198.142.0/24 219.108.14.0/24
61.198.161.0/24 219.108.0.0/24
61.198.249.0/24 219.108.1.0/24
61.198.250.0/24 219.108.2.0/24
61.198.253.0/24 219.108.3.0/24
61.198.254.0/24 219.108.4.0/24
61.198.255.0/24 219.108.5.0/24
61.204.3.0/25 219.108.6.0/24
61.204.4.0/24 221.119.0.0/24
61.204.6.0/25 221.119.1.0/24
125.28.4.0/24 221.119.2.0/24
125.28.5.0/24 221.119.3.0/24
125.28.6.0/24 221.119.4.0/24
125.28.7.0/24 221.119.5.0/24
125.28.8.0/24 221.119.6.0/24
211.18.235.0/24 221.119.7.0/24
211.18.238.0/24 221.119.8.0/24
211.18.239.0/24 221.119.9.0/24
125.28.11.0/24 125.28.13.0/24
125.28.12.0/24 125.28.14.0/24
125.28.2.0/24 125.28.3.0/24
211.18.232.0/24 211.18.233.0/24
211.18.236.0/24 211.18.237.0/24
125.28.0.0/24 125.28.1.0/24
61.204.0.0/24 210.168.246.0/24
210.168.247.0/24 219.108.7.0/24
61.204.2.0/24 61.204.5.0/24
61.198.129.0/24 61.198.140.0/24
61.198.141.0/24 125.28.15.0/24
新規追加IPアドレス（11月13日追加分）
61.198.165.0/24 61.198.166.0/24
61.198.168.0/24 61.198.169.0/24
61.198.170.0/24 61.198.248.0/24
125.28.16.0/24 125.28.17.0/24
211.18.234.0/24 219.108.8.0/24
219.108.9.0/24 219.108.10.0/24
削除IPアドレス(11月20日削除分)
61.198.163.0/24 219.108.15.0/24
61.198.130.0/24

削除するにしても、追加するにしても、割り当てられるIPアドレスに変化があるわけで、ウィルコム側のDHCPサーバーの設定を変更しているわけです。このことがW-ZERO3やW-ZERO3[es]で利用できなくなった原因でしょう。
そこで、実際にIPアドレスがどのように割り当てられるか調べてみました。回数は50回としてみました。それ以上は面倒なので。というか50回でも面倒だし。
昨年のW-ZERO3の発売直後のように、例によって個人のサーバーで調査。

$ENV{'DOCUMENT_ROOT'} = /home/webmaster/public_html/
$ENV{'GATEWAY_INTERFACE'} = CGI/1.1
$ENV{'HTTP_ACCEPT'} = */*
$ENV{'HTTP_ACCEPT_ENCODING'} = gzip,deflate
$ENV{'HTTP_ACCEPT_LANGUAGE'} = ja
$ENV{'HTTP_CONNECTION'} = Keep-Alive
$ENV{'HTTP_HOST'} = popopo.homeip.net
$ENV{'HTTP_UA_COLOR'} = color16
$ENV{'HTTP_UA_CPU'} = x86
$ENV{'HTTP_UA_OS'} = Windows CE (Pocket PC) - Version 5.1
$ENV{'HTTP_UA_PIXELS'} = 480x640
$ENV{'HTTP_UA_VOICE'} = FALSE
$ENV{'HTTP_USER_AGENT'} = Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 4.01; Windows CE; SHARP/WS007SH; PPC; 480x640)
$ENV{'PATH'} = /sbin:/usr/sbin:/bin:/usr/bin:/usr/X11R6/bin
$ENV{'QUERY_STRING'} =
$ENV{'REMOTE_ADDR'} = 125.28.16.236
$ENV{'REMOTE_PORT'} = 1438
$ENV{'REQUEST_METHOD'} = GET

以下略

相変わらずCPUがx86と表示されるのは気に入りませんがｗ
で、50回、接続、IPアドレスチェック、切断、を繰り返してみました。
結果は以下の通り

  • 125.28.16.236
  • 61.198.248.129
  • 125.28.17.223
  • 61.198.248.104
  • 125.28.17.96
  • 61.198.248.56
  • 125.28.17.234
  • 125.28.16.122
  • 125.28.17.213
  • 125.28.16.152
  • 61.198.248.4
  • 125.28.17.183
  • 61.198.248.31
  • 125.28.16.115
  • 125.28.17.15
  • 125.28.17.175
  • 61.198.248.213
  • 61.198.248.5
  • 61.198.248.175
  • 61.198.248.189
  • 61.198.248.229
  • 125.28.16.65
  • 61.198.248.244
  • 61.198.248.57
  • 125.28.16.99
  • 125.28.17.65
  • 125.28.16.22
  • 125.28.17.81
  • 61.198.248.129
  • 125.28.16.110
  • 125.28.16.139
  • 125.28.16.122
  • 125.28.17.63
  • 61.198.248.154
  • 61.198.248.230
  • 61.198.248.10
  • 125.28.16.5
  • 125.28.16.148
  • 125.28.17.21
  • 125.28.16.205
  • 125.28.16.212
  • 61.198.248.30
  • 125.28.16.32
  • 125.28.17.67
  • 125.28.16.52
  • 125.28.17.184
  • 61.198.248.198
  • 125.28.16.214
  • 125.28.16.102
  • 61.198.248.74

ゲームサーバー側は、公開されているIPアドレスでAIR-EDGE PHONEからの接続かどうかを判断しています。W-ZERO3やW-ZERO3[es]の場合、このIPアドレスだったりそうでなかったりします。何度か接続を繰り返していれば、そのうちに公開しているIPアドレスのなることがあるのでAIR-EDGE PHONEからの接続と判断されてゲームの利用が出来るわけです。
ゲームサーバーは、おそらく放置状態で、このIPアドレスの情報は古いままですが、今回の50回の結果のうち１度でも今まで公開されていたIPアドレスが割り当てられていれば、11/20から接続できなくなったという人には「努力が足りない！　もっと接続を繰り返せ！」と言えるのですが・・・どうやらこの50回では１度も該当するIPアドレスがありませんね。50回が妥当かどうかはわかりませんが、11/20以前は多くても20回も繰り返せばゲームサーバーに接続できていたので、50回接続を繰り返して、それまで公開されていたIPアドレスが割り当てられていないわけです。これでは接続できないわけです。
調べてみると、すべて11/13に追加されたIPアドレスでした。
どうやら、11/20にW-ZERO3やW-ZERO3[es]に割り当てられるIPアドレスが変更されたということです。そして、それは、今まで公開されているIPアドレスには該当しないので、何度繰り返してもゲームは利用できないということです。
50回しかしていないので（本当はもう少ししていますがｗ）、断定は出来ませんが、おそらく間違いないでしょう。
が、ココで気になる点がある。
今回の50回の接続で、割り当てられたIPアドレスが、すべて11/13に追加されたものです。
ということは、ゲーム管理者のGMさんがコレを見て更新してくれれば、W-ZERO3やW-ZERO3[es]からの接続は、（おそらく）すべてAIR-EDGE PHONEからの接続とみなされますので、今までのように何度も接続を繰り返す手間が無いのです。
をぉ、素晴らしいですね。が、最近放置気味（と言うより、放置し過ぎ）のGMさんが、メンテナンスをするかどうかが不明なのですが・・・。
恐らく、コレが最大級の難関でしょう・・・orz