XPモデルを薦めるサイトで

面白いものを読んだことがあります。
昨年末の話ですが、昨年末の記事です。

Windows Vistaモデルの買い時は「今」!

(前略)

 いよいよ、Windows Vistaと2007 Office systemの優待販売が発表された。各社、ほぼ足並みを揃えて10月26日の発表となった。価格はメーカーによってやや異なるが、Windows XP HomeからWindows Vista Home Basicへのアップグレードが9800円としているメーカーが多い。東芝はなぜか4800円と安いのが目立っている。同様にWindows Vista Home Premiumは1万4800円で、東芝は1万800円だ。ちなみに、Windows Vista Home Basicのパッケージ参考価格は2万7090円、Windows Vista Home Premiumは3万1290円だから、かなりお得である。

 さて、これでいよいよWindows Vista待ちをする必要がなくなった――と、思うのは早計だ。1月になってWindows Vista搭載モデルが登場すれば、当然インストールされた状態で手に入る。ビギナーはこれを狙いたいと考えるからだ。優待販売とはいえ、1万円程度の追加コストも不要だから大きい。

 だが、あえて、パソコンは今が買い時だと断言しておこう。なぜか? 理由は簡単で、今なら、Windows XPWindows Vistaが同時に手にはいるからだ。もちろん、Officeもしかり、である。

 仮に、1月まで待ってパソコンを買ったとしよう。その時点で、多分Windows Vistaは安定動作しているだろう。第一、僕の手元ではWindows VistaのRC1という開発中のバージョンが問題なく動作している。きちんと使えるはずだし、万一問題があっても自動アップデートで、すぐさま修復されるだろう。

(後略)

あえて・・・という理由が、XPとVistaが同時に手に入るというコトです。
XPで充分という意見やVistaのデメリットを説くのではなく新しい切り口です。
まぁ、確かにそうですが、詳しいユーザーなら、そんなこと言われなくても判断つくわけです。
でも、こういう記事で左右されるのはライトユーザーだと思います。
そもそもアップグレードという作業が面倒ですし、トラブルも置きかねない。
後、結構忘れられているのは、プリインストールされているアプリケーションなどの問題です。
確かに、Windows VistaとOffice 2007は優待で安く購入できるでしょう。
しかし、ドライバ類、アプリケーション類、が本当にVistaに対応できるかが問題です。
ドライバ類は、1/30以降、Vista発売以降に、メーカーのホームページ等でダウンロードできるように準備される可能性もあります。
しかし、プリインストールされているアプリケーションまで面倒を見えくれる可能性はまず無いのではないでしょうか?
プリインストールされているアプリケーションはいらない方も多いですが、その中で比較的有益に利用されるもの。それはウィルスチェック等のアプリケーションです。
これらは軒並みVistaには対応しません。
最近、ノートパソコンでよく利用されている、指紋認証でログインするソフトウェアも、Vista未対応です。
それ以外のアプリケーションにもVista未対応のものがあるかもしれません。
これらを別途用意すると結構な価格になってしまうのではないでしょうか?

優待販売をするモデルは、Vistaに充分なスペックを持っている、もしくは増設することにより対応できるということです。が、それはあくまでもVista本体の問題です。プリインストールされたアプリケーション全てを含めてVista対応なわけではないのです。

XPとVistaの両Windowsが欲しいという方ならば別ですが、そもそもこういう方って少ないし、そういう方はこういうのを参考にしないのでは?
XPモデルで安いし、優待販売で安くVistaにアップグレードできるというのも、色々考えていけば結構手間もかかればお金もかかる。
手間だけならば安く買えたというメリットもあるでしょうけれど、トータルで考えると結構損気もするのですけどね。