無責任が周りに迷惑をかける!

数日前のニュースですがこんなのがありました。

4人に1人はウイルスに無防備
 「4人に1人はセキュリティー対策ソフトを導入していない」??こんなアンケート結果が発表された。ワンクリック詐欺や偽セキュリティーソフトにダマされたと回答する人も多く、セキュリティーへの理解が低いことが危ぶまれる。(テクニカルライター・三上洋)


対策ソフト導入者は74.3%に過ぎない
 IPA・独立法人情報処理推進機構が、インターネット利用者5148人を対象とした「情報セキュリティーに関する脅威に対する意識調査」のアンケート結果を発表した。サイト上でのアンケートにより、どんなセキュリティー対策をしているか? 実際に被害を受けたことはあるか? といった調査をしている。

 まずセキュリティー対策の実施状況では、「セキュリティー対策ソフトを導入・活用している」と答えた人は全体の74.3%だった。残りの 25.7%は「実施していない」「今後する予定」「わからない」などであり、セキュリティー対策ソフトを導入していないと考えられる。何と4人に1人はウイルス対策を一切せずに、インターネットを使っていることになる。

 改めて言うまでもないが、セキュリティー対策ソフトなしでネットを使うのは危険極まりない。鍵なしでわが家を留守にするのと同じで、ウイルスなどに忍び込まれる可能性が高い。今は信頼できる大手サイトを見ているだけでも、ウイルスなどに感染する時代だ。実際に今回のアンケートでも、全体の 15.4%が「コンピューターウイルスに感染したことがある」と答えている。

内容自体にはあまり驚きません。
まぁ、4人に1人ぐらいの割合だろうとは思っていましたので・・・。
だからと言ってこれで良いとはというわけではありません。


こういう方がウイルス感染しても自業自得です。
ウイルス対策ソフトを導入していないわけですから仕方がないでしょう。


ただ迷惑なのですよね。
周りにも影響が及ぶ場合が充分考えられるので。
「オレのコトだから関係ないじゃん! 大きなお世話!」では済まされません。
無責任です。
無保険車が街中を運転しているようなものです。


さらにこのニュースの中で思わずうなずいたところは・・・

 「ウイルスに感染した」とわかるのは、セキュリティー対策ソフトが「ウイルスを発見しました!」という表示を出した場合だろう。そのため対策ソフトを入れていない人は、感染していることを知らずに使っている可能性が高い。対策ソフトを導入していない人のパソコンの中を想像するだけでゾッとする。

別にウイルス対策ソフトを入れてないけど特に問題も起きてないし必要も感じない、という意見も耳にしますが、そもそもウイルスに感染しているかどうかがわからない可能性のほうが高いので、知らない間に感染していて、周りに迷惑をかけている可能性は大です。


本当に迷惑ですね。
ウイルス対策ソフトぐらい導入しましょう。
高くて買えない!
学生だとそうかもしれません。
が、必要なものです。諦めて買いましょう。パソコンは買えたわけですから。必要な出費です。
と以前は思っていましたが、最近は無料のウイルス対策ソフトもあるわけです。
お金がないから、というのは理由になりません。


個人的にはavast!が良いと思います。

以前はともかく、最近のavast!はデキも良く、またシンプルで動作も軽いです。
ウイルス定義ファイルの更新も比較的早いです。
自動で定期的にウイルスチェックをしてくれませんが、気づいた時にチェックする癖をつければよいです。
面倒だったらスキャンを始めて放っておけば良いだけです。


後、Macユーザーの方がさらにウイルス対策ソフトの導入者の割合が少ないと思います。
Macにはウイルスがない。Macは安全だ。
そんな勘違いをされている方も多いですが、そんなわけないです。
ユーザーが少ないので事例も少ないだけです。


それでもMac OS XWindowsと比べ安全だ、という話を聞き安心している方も多いようですが・・・。

Safari 3.1.1」公開、4件の脆弱性を修正

 アップルは16日、WebブラウザSafari」の最新版となる「Safari 3.1.1」をリリースした。Windows版、Mac OS X版ともに脆弱性の修正が行なわれており、アップルではユーザーに対してアップデートを推奨している。

 Safari 3.1.1では、合計4件の脆弱性を修正。4件中2件はWindows版のみに影響があり、2件はWindows版とMac OS X版の両方に影響がある。

 Windows版のみに影響のある2件は、アドレスバーの偽装が可能になる脆弱性と、ファイルダウンロード時のメモリ破損の脆弱性Windows版とMac OS X版に影響のある2件は、クロスサイトスクリプティングが可能になる脆弱性と、JavaScriptの処理に関する脆弱性脆弱性を悪用された場合には、悪意のあるサイトを閲覧しただけで任意のコードを実行させられる危険がある。

後半部分を良く見てください。
Windows版とMac OS X版に影響のある2件は、クロスサイトスクリプティングが可能になる脆弱性と、JavaScriptの処理に関する脆弱性脆弱性を悪用された場合には、悪意のあるサイトを閲覧しただけで任意のコードを実行させられる危険がある。」
Safariのバグではありますが、Mac OS Xでも「悪意のあるサイトを閲覧しただけで任意のコードを実行させられる危険がある」となってます。
Mac OS Xが完璧であればそのうえで動作しているアプリケーションにバグがあっても問題ないはずではありますが残念ながらそうはなっていないようです。
人間の作るものですからそういうコトもあるのです。


ちなみにMac OS X向けにも無料のウイルス対策ソフトがあります。

Macユーザーも、Macだから安心とか、お金がないから、というのは言い訳になりません。


もちろんウイルス対策ソフトを導入していれば安心というわけではありません。
特に無料ソフトは有料ソフトと比べると見劣りする部分はあります。
ですが何もしないのは無責任です。
危険ですし周りに迷惑です。
くれぐれもそういうコトのないようにしましょう。