W-SIM

W-SIMのアップデートの不具合が多数出ているようです。
ある状況下でのみトラブルが出るのであればまだしも、かなり多くの不具合例が出ているところみると、明らかにチェック不足という感じが否めません。
ネットインデックスが開発・製造し、アップデータもネットインデックスが作っている。これは事実ですが、もう少しウィルコムはチェックが出来ないのでしょうか?
今、現在、ウィルコムは自身の許容量を超える仕事をしているのはわかるのでそれが原因なのだと思います。WX310KW-SIMも、出荷時の状態でそれぞれ基本的なサービスが受けられなる可能性がある不具合を抱えていますし、根本の原因はそれぞれの開発会社にあるのですが、不具合が出ればウィルコムと契約しているサービスが利用できなくなるわけで、開発中に口を挟む必要が無いにしても、やはりある程度の管理が必要に感じます。販売も契約もウィルコムが窓口である日本の現状を考えれば、契約した内容が利用できなくなる自体には、やはり問題がありますね。
ましては、大都市圏以外では修理も満足に出来ないウィルコムならば、その現状を一番わかってるのはウィルコム自身だと思いますし、さらに気をつける必要があるはずです。
ウィルコムの無理なスケジュールが原因なのかはともかく(少なくとも影響はあると思いますが)、それでもこの年末に多くの端末を出せたことはそれなりに意味があるわけで注目度もあります。それは戦略的に大成功なわけですが、そのツケをユーザーに回すのは本当に良いのか? というのは気になります。
時々、「これだけ多くの端末を出すことは過去にも無いわけだし、温かく見守りましょう」的な意見も見られますが、そういうことと、不具合があることが良いのかどうかということとは別問題ですし、以前の日記にも書きましたが、こういうことって結果ユーザーがメーカーを甘やかしていることになってあまりいいことではないと思います。
もちろん、あまり良い例えではありませんが、不具合のある商品を作ったことは、自社の利益追求のために耐震強度の書類を偽造するなど法律を踏みにじるほどの行為でもなければ、その結果、震災などにより住んでいる場所が壊れてしまう上に周りに家屋にも被害を与えるほどの社会的影響があることではありません。
私の言いたいことは、企業倫理に良心のかけらも無いから使うのも止めて不買運動をしろ、というレベルの話ではありません。嫌いなら使わなければ良い、という短絡的なことでもありません。大体、私はWX310KW-SIMも使っていますし、それ自体の商品の魅力も感じます。ただ、それ自体のデキがどうこうというより、それらを使っているからこそ身近に感じられる企業が、頑張っているのかもしれないが倫理的によろしくないなぁ、というだけのことです。
人間ですからミスも当然ありますが、暖かいユーザーが見守ってくれたおかげであまり問題にはならなかった。その結果、ミスをあまり気にしない体質になってしまうのは好ましくないことです。ミスは厳粛に受け止められてこそよくなっていくものだと思います。
起きてしまったことはどうしようもないので、善後策に勤めて欲しいですね。