苦労して買ったのに使ってない人

W-ZERO3。いつも、便利に使わせていただいています。
PDAユーザーの中には、使うこと自体が目的、いわゆる、触ったり、ソフトを入れたりすること自体に喜びを感じている方もいますが、そういう意味ではなく(そういう方向でも使わせていただいていますが)、普通に便利に使わせていただいています。
先日、発売時に、わざわざ並んで買った方に偶然会いました。
また、特にPDAに興味もない方で買われた方とも話をしました。
2人ともあまり使われてないそうです。
どうでしょう。この現実。
もちろん、元々、PDAユーザーでなかった方も、便利に使っている人もいます。でも、そうでない方もまたいるわけです。
飽きちゃった。
それなら良いですが、思っていたのと違っていた、そんな感じのようですね。
彼らが、思い描いていたことは、彼らが勘違いしていたのでしょうか? 結果的に、そうかもしれません。
でも、彼らだって、それなりに情報収集はしていたはずです。
何の情報もなく、メーカーの宣伝に載せられただけで、勘違いしちゃっただけではないでしょう。
発売前にここで何度も言いましたが、W-ZERO3を煽った(という書き方が適切かどうかはともかく)方々の影響って大きいですね。
もちろん、W-ZERO3は使い物にならないようなデバイスではなく、人によっては便利に活用できる方も大勢いるでしょう。でも、向いてない人もいるわけです。
発売当時に何度も書いたので、繰り返しになるとくどいので詳しくは書きませんが、電話として使えるだの、パソコンのように使えるだの、こんなイメージが先行してしまった感があったと思います。
もちろん、そういう側面はあります。
当時、出来ることだけを強調しすぎた雑誌や記事をよく目にしました。それは当時ここにも何度も書きましたが、実際に使ってないよ、という人を見ると、あぁ、やっぱりなと、当時のことを思い出さざるを得ない。
もう、メーカーでない人や個人の方は、本当に、正直に書きましょう。個人の方は思いいれもあって偏ることはあるでしょうし、今、使わなくなった人達だって情報収集はしていたのだと思います。
ネットで簡単に情報が手に入るがその情報が正確なのか偏っているのか、そういうことがあることだってわかっているはずですが、当時はその検討材料に使われている、ニュースサイトや雑誌までどうかと思う状態でしたからね。
ま、結果、W-ZERO3は成功なのか失敗なのかは私には良くわかりませんが、大きく失敗でPDAがさらに先細りではなかったので(最初から先細りですがw)最悪の状態ではないとは思いますが、実際に苦労して買ったのに使わなくなってしまった人がいることを思うと、当時のニュースサイトや雑誌はどうだったのかということを改めて思い出しましたね。
たとえは悪いですが、株は儲かるよ!、と連呼しているようなものです。もちろん、これは嘘ではありません。儲かります。でも損することもあるのです。でも、当時の状態は、儲かるというメリットばかりが強調されていたように思うのですけどね。
実際問題、ニュースサイトだって、嘘は書いていませんが、無責任だなぁ、と思うものも多くありましたから。