PS3発売前夜

高すぎる、初期の供給量が極端に少ない、等々、いろいろな不安要素を並び立てられるPS3ですが、いよいよ明日発売です。
しかし、この盛り上がりを見るかぎりでは大丈夫でしょう。
上であげた問題は確かに存在します。
価格の問題は深刻だと思います。
もちろん内容からすれば妥当でしょう。
とはいえ、それが理由で売れなければ、問題なわけです。
もちろん、いくらでも買うという方はいます。発売当日に買う方はそういう方も多いです。とはいえ、こういう方にとっても高くて売れないような状況は困るでしょうからね。
この内容でこの価格なら十分に納得いく、といくら騒いだところで、高くて売れなければPS3用のソフトもあまりでなくなります。それは価格に納得して購入した方も好ましい状況ではないでしょう。
が、当初発表された価格から値下げされ多幸かもありますし、当日に買おうとする方は、いくらでも買おうとする方も多いので三校になりにくいとはいえこれだけ勢いがついていると安心感がありますね。
PS2登場時もいろいろ言われましたが、ふたを開けてみれば独走状態。もちろん同じように行くとは限りません。PS2を牽引した理由の1つであるDVD再生は今回当てはまりません。確かにBD再生できますが、DVDの時のようにこれが主流になると言う確証もありません。BDがPS3専用のメディアのような状態になってしまう可能性もあるので、将来的にBDが普及した時にBDプレイヤーとして使えてラッキーと思うことはあっても、今の時点でBDプレイヤーとして買おうというか他はかなり少数でしょうから、これが牽引してくれることもないでしょう。
結局、現時点では、次世代ゲーム機として注目されて行かなくてはならないし、最初でこけると、ゲームメーカーもPS3ゲーム販売にも慎重になり、結果、PS3全体が衰退してしまうことになります。
ただ、現状を見ていると、高いと敬遠されているかと思えば、高いのは事実ですが、店頭デモや当日購入組の様子を見ている限りは良い滑り出しではないでしょうか? 少なくともXBOX360と比べるまでもなく注目度があります。
注目度があれば、ゲームメーカーも積極的になり、魅力的なゲームが増えればPS3を購入したい人も増え、PS3がたくさん売れればコストダウンも進み、よりユーザーも増え、PS3自体もさらに増える。この流れに乗らないといけませんが、少なくとも良い印象がありますね。比較としてはXBOX360としか比較できませんし、今後、PS2ほど勢い良く圧倒的なシェアを気付けるかどうかは未知数ではあるものの、悪くはないということです。
もっとも、次世代ゲーム機自体が、注目度はあるものの、受け入れられない可能性もゼロではありませんけどね。よりシンプルなものが好まれる可能性もありますので。
出荷数に関しては少ないものの、思ったよりあるなぁ、という印象があります。これも早い段階で安定して供給できるようになれば良いことですし、発売以降半年も経つのにいまだ安定供給されないDS Liteなんかと比べれば問題も少ないと思いますね。
任天堂Wiiに集中しているのでDS Liteまで手が回らないのか、DS Lite自体に問題があるのか、それはともかく、Fabを持たない任天堂の方が自社以外の影響を受けやすいことだけは事実ですね。