なんばパークス

今日は、書きかけでそのまま放置されていたモノを、消化していきます。

以前からなんばパークス（以下、パークス）が好きです。
写真で見るとこんな感じですね。

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こういう建築物が好きなの？と言われそうですが、別にそうでもないのですよね。
実際問題、こういうデザインの建物を建てるにはスペースが足りない気もしますし（拡張工事前の話です）、中のテナントも見にくい部分もあります。

以前、大阪の方数人とパークスに行くコトがありました。
その時の１人の方が、パークスはなんかダメだねー、とのコト。
そういう理由は以下の理由です。

• 各なんば駅から遠い
• テナントが抜けてしまい空いているスペースがある

なるほど、と思う部分もありますが本当にそうでしょうか？
立地条件に関してはその通りですし改善のしようがありませんね。
テナントが抜けている。確かに抜けていました。
が、実際に4Fまではテナントがしっかり入っていてどこも空いていません。
そもそも、大阪にはテナントががら空きのところなんてそこらじゅうにあります。パークスだけの問題ではありませんし、それが気になるほどではなかったと思います。
と、反論してみました。その方はそれ以上何も言いませんでした。
納得して何も言わなかったわけではないでしょうけれど、5F以降も空いているといってもそれほどでもありませんし、7Fにある浪花麺だらけ2（以下、麺だらけ）に行く途中の話しだったので、その麺だらけ周辺のところだけをミクロ的に見すぎだと思います。
ただ、当時のパークスは人がそれほどいないのも事実です。
理由としてはあまり的も得てないし取るに足らない気もしますが、実際人が少ないというコトは、大阪の多くの人からすればパークスというのはそういう印象なのだと思います。

パークスのどこが好きなのか？
雰囲気なのでしょうね。言葉では言い表しにくいですが、大阪の他の場所とは違う雰囲気がココにはあります。

大阪の市街地にはゆっくり休憩できるスペースがありません。
例えば梅田周辺でビルの外などでちょっと座って休憩できるスペースというのを探すのはなかなか難しいです。
全く無いわけではありません。
ですが、そういうスペースにはスタバが入っていたりします。
個人的な意見ですが、大阪というのは、直接お金を生まないものには余りお金を使いたくないのでしょう。
それがインパクトのある巨大な動く看板とかなら別ですが、休憩できる空間なんてお金も生まなきゃインパクトもなくて、ただの無駄なスペースでお金の無駄遣いなのでしょうね。
実際にそういったコトで人の流れというものは変わると思うのですけどね。
JR大阪駅を見てもそういう傾向を感じます。
JR大阪駅で待ち合わせというと、歴史はあるのかもしれませんが小汚い鐘の周りにある小さいスペースでしょう。
正直、大都市大阪の主要駅としては全く似つかわしいとしか言いようがありません。
実際、待ち合わせ場所としてあまり機能していませんが、他所の土地の人がJRで大阪にやってきて待ち合わせをしようとすればJR大阪駅構内で待ち合わせをしようとすると駅の構内にしたいものです。

さて、パークスですが、目を引く部分はなんと言ってもスペースの無駄遣いですね。
ものすごい広大なスペースに巨大なものを建てたわけではありません。
そこそこのスペースに、スペース的には不利な作りだと思います。
テナントの数も多くない。
しかし、色々なところに座って休憩できるスペースが多く緑も多いです。
これが大阪では珍しいのです。
テナントの少なさも逆にゆったり感を感じる部分でもあります。
こういった部分のゆったり感が、大阪の他の場所では感じられないモノがあるわけです。

ただ、前述の人の意見ですが、これが大阪の平均的な意見であり、こういったものに大阪の方は価値観が見出せないのだなぁ、と思っていました。
だから人も少ないのだと。

ところが４月のパークスの拡張工事以来、人が多くなりましたね。
実際、拡張でパークスは何か変わったのか？
何も変わっていないと思います。
実際、上記の写真は全てパークス拡張工事前からあった部分の写真で、拡張部分もこれと同じ雰囲気で拡張されているだけです。
拡張部分には映画館ができました。
休憩できるスペースが増えました。
当然、テナントの数も増えています。
では、今まで人がいなかったパークスに人が来たのは、映画館ができたから来たのか？　新しくできたテナントにお目当てのお店があるのか？
もちろんそういう方もいるでしょうけれど・・・
「パークスって遠いしなんかあまり行く機会なかったけど、拡張されて新しくなったし、映画館もできたので行ってみたら、きれいで休憩できるスペースもあって、なんかいい感じかも。」
というところでしょうか？
まぁ、知らなかったが、行ってみたら良かったと言うわけなのでしょうけれど、別に今回の拡張でガラッと雰囲気が変わったわけではなく、前からこんな感じなのですけどね。

以下、拡張部分の写真です。

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拡張工事後の現在のパークスの賑わいを考えると、大阪の人でもこういった目に見えない部分でも良さがわかる人が大勢いるのだなぁ、という印象です。
偏見かもしれませんが、これが大阪の中でもガチャガチャしている難波に、しかも南海という私からすればあまりスマートなイメージでないところが絡んでいて、大阪の他の場所では感じられないモノが出来上がったのがちょっと不思議な感じですね。
全ての商業施設がこうなる必要はありませんが、できるだけ大きな売り場スペース、めいいっぱいテナント数が多い、とにかく見た目が豪華、が流行っている良い商業施設だとは限りません。
色々な価値観があってよいと思うのでパークスは成功してほしいものだと以前から感じていましたが、拡張工事後の賑わいを見ると一安心ですね。
大阪の場合、計画して出来上がっても、それが予定通りに行かない場合、小手先の変更で余計にダメにしてしまったり、諦めて放置したり、というの状態を結構見受けられますが、拡張工事前の人の少なさに躊躇せずに同じコンセプトで拡張工事をしたところもなかなか良い判断ではないでしょうか？

パークスを見ていて実は色々感じるのはありますので、また別の機会に書いていきます。一度に書くと長すぎるので。
うどん好きの方も、麺だらけの後の、コバランチに行き満足のようですが、ココにも気になる部分もあります。
あ、前述の人というのは、うどん好きの方のコトではないですよ！（笑）