いつかこういうことがあると思っていましたが・・・車間距離は空けましょう

昨日のニュースです。

自動ブレーキ、誤作動で急制動…隣の車に反応か



 衝突の危険があると自動でブレーキをかける衝突被害軽減ブレーキ(自動ブレーキ)が誤作動を起こす不具合があったとして、トヨタ三菱自動車が今月に入って相次いでリコールを届け出た。
 ドライバーの意図に反してブレーキがかかるため、後続車両に追突される事故も起きていた。
 トヨタがリコールしたのは、同社の高級車ブランド「レクサス」の「IS350」やクラウンなど4車種で計約2万台。いずれも昨年末以降に発売されたばかりの新型車だった。
 この不具合を巡っては今年5月、東京都葛飾区の首都高速道路で追突事故が発生。時速約30キロで走行していたところ、自動ブレーキが作動して10キロ未満に減速、2トントラックに追突された。これ以外にも、4月下旬以降、「いきなりブレーキが作動した」などのトラブルが5件起きていたという。
 国土交通省などによると、原因は電波の乱反射を解析する機器の設定ミス。自動ブレーキは、レーダーから前方に電波を発して、前方車両との距離、速度を検知するが、電波の乱反射で並走車両を前方にいる車両と誤って認識し、衝突の恐れがないのに自動ブレーキが作動して急制動がかかってしまう恐れがあるという。首都高での事故では、右隣の車線を走行中のタンクローリーの車体で電波が乱反射したという。
(2013年6月29日08時37分 読売新聞)

いつかこういうことがあると思っていました。
正確には、レーダーで前者との距離などを計るという理屈はわかるのですが、道路には、カーブもあるし、勾配もあるし、先行車の車の大きさも色も各種あるし、下手くそでずっと左寄りに走ったりフラフラしていたりすることもあるだろうし、速度も色々あるので、こういう誤作動があるのではないのかな? とも思ってしまうのですが、発売すると言うことはうまく回避できたのかな? ぐらいに思っていました。


技術的なことはともかく、この件はリコールとなっているのでうまく改善されると良いですね、と言うことで話は終わるのですが、気になる点があります。



衝突被害軽減ブレーキ(自動ブレーキ)の誤作動は好ましくないことではあります。
運転手からすると意図しないブレーキなわけでかなりビックリしますよね。
後ろに走っていた車は、急に止まるな!、と思ったでしょう(想像)
私が後続車でも思います。


結果として

 ドライバーの意図に反してブレーキがかかるため、後続車両に追突される事故も起きていた。

と言うことです。


しかし、後ろから追突されたということは、衝突被害軽減ブレーキ(自動ブレーキ)の誤作動がきっかけではありますし、こういう誤作動は無い方が良いですが、追突がこの誤作動が原因では無いですよね。
車間距離って言葉知っている?、と思います。
場所が首都高と書いてあるので、結構なスピードからの減速だったのかと思いましたが・・・

 この不具合を巡っては今年5月、東京都葛飾区の首都高速道路で追突事故が発生。時速約30キロで走行していたところ、自動ブレーキが作動して10キロ未満に減速、2トントラックに追突された。

30キロですよ。そこから急減速とはいえ10キロですよ。
車間距離開けましょうよ。


キミは首都高を含む渋滞する都市高速の現状を知らないのかい?
と突っ込まれそうですが、渋滞しているからと言って追突して良い理由はありません。


急ブレーキは追突の原因になる可能性もあるので避けたいですが、道路上に障害物が落ちていて急ブレーキをかける場合もあります。
一般道なら飛び出しもあるかもしれません。
衝突被害軽減ブレーキ(自動ブレーキ)が、これまでのブレーキと全く異質の物で、車を瞬間的に停止するのであればともかく、ブレーキを自動でかけるだけなので車間距離が守られていれば回避できますよね。


車間距離を開けてもそのスペースに入ってくる車もいて、車間距離を開けることが難しい状況もありますが、追突した車も、空いたスペースに入る車も、車間距離というものを考えていただきたいですね。



なぜ、こんな話にそれるかと言えば、実は私は過去に軽自動車を運転していてトレーラーに後ろから追突されたことがあります。
車が1回転半しました。
1回転半スピンしたのではなく、1回転半転がって、止まったときには屋根が下になっていて、ガードレールとトレーラーの間に挟まれてつぶされかかりました。
ドアは開けられず、外から窓を割って引きずり出されました。


事故現場は国道1号線のバイパスで、新しい幅の広い道路で路面はキレイなのですが1車線です。
普段だと(速度超過ですが)80キロ近くのスピードで通過する車が多いと思いますが、当日、かなり強い雨で、前も見えにくいですが、所々で水がたまったり流れていたりで、軽自動車ではスピードも出しにくくハンドルも取られやすく、後ろから見るとフラフラしていたと思います。
自分は即救急車で運ばれて行き、最初の現場検証はトレーラーの方だけでしたが、前の軽自動車がフラフラしていたと文句を言ったようです。


トレーラーですから、決められた場所に物を運ぶ必要もあるし時間も決められているでしょう。大変だと思います。
雨で普段より平均速度も落ちていたでしょうし、1車線のところにきたら前の軽自動車がスピードも出ずイライラしていたのでしょう。
しかし、どう言われようと、後ろから追突した事実は動かざる事実です。
自分がガードレールに当たって進行方向とは逆にはじき飛ばされトレーラーにぶつかっていった。
もしくは、トレーラーが後ろから追突されて押し出された。
という場合でなければ、前の車に追突しておいて文句言うなよ、と思うのですけどね。
ついでに言わせてもらえば、スピードも出しにくいほどの雨の状況だったのですが、この事故現場に至る少し前から、速く走れと言わんばかりに煽られていたのですけどね。
後ろのトレーラーが近すぎだなとちょっと怖かったです。
ちなみに遅いと言っても20〜30キロで走っているわけではなく50キロぐらいで走っており、何を文句言っているのだろうという感じでしたね。私を先頭に渋滞を起こしていたわけでも無く、前の乗用車とは少し車間は大きめに開けていましたが、その間隔が広がることも狭まることも無い状況でした。つまり乗用車でもこのスピードが精一杯ぐらいの状況です。
もう5分も走れば2車線になるのですけどね。


車で商売している方の中で、時々こういうバカっていますよね。
仕事柄、普通の人より免許証が大切でしょう。違反などに慎重になると思うのですけれど。
外で走っているトラックの一部はとても免許証が大事だとは思えない方もいますけど。
何を言い訳しようと後ろから追突した事実は変えられないのにね。
もっと言えば、違反するのはかまいませんが、煽ったり迷惑はかけるなってことです。
もっと言えば、こういう方の免許証の心配をしているわけでは無いので、違反するのは構いませんが、信号無視したり煽ったり周りに迷惑はかけるなってことです。
何が何でも制限速度を守れとは言いませんけれど、道路には色々なスピードの車があることぐらい理解してほしいし、遅くてイライラしたとしてもピッタリくっつけて煽ることに何の効果があるのか本当に疑問です。
結局、私の場合、後ろのトレーラーが接近しすぎて突っ込まれたわけですが(トレーラーから言わせれば前の車が減速したのでしょうけれど、そもそもそんなにくっつくなってことです)、車の運転に慣れていない方を煽って慌てさせ前の車が事故を起こして追突しても、結局、自分に過失があるということすらわからないほどバカなんでしょうかね?
1車線の間は我慢して、2車線のところで抜いていけば良いのですよ。



話は大きくそれましたが、衝突被害軽減ブレーキ(自動ブレーキ)の誤作動は大きな問題です。
しかし、さらっと追突のことが書かれていますが、衝突被害軽減ブレーキ(自動ブレーキ)がこの世に誕生するずっと前から、いざというときに止まれるぐらいの車間距離を保つことは、車を運転する上で基本的なことで当たり前なのですけどね。
追突と言うことで自分の事故を思い出しましたが、どんなに便利になっても、基本は忘れちゃダメですよ。