京都の方と会話をしていると・・・

少し前のことですが、京都の方を含め数人と話をしていて気になったことがあります。
その時に1人から(この方は京都の方ではないです)「大文字焼き」の話になりました。で、その後「大文字焼き」の話をふってきた方が席を離れたわけですが、その時に京都の方が「大文字焼き」という呼び方に大変不服そうでした。
私は理由は良くわかりませんでしたが、「五山送り火」と言ったほうが良いのか? と言うことをたずねました。
そうすると京都の方はそうだと答えました。
その後で京都の方は「まぁ、本人が恥をかいているわけですからよろしいですけど・・・」と言うわけです。
確かに私は「五山送り火」という言い方をたまたま知っていたわけですが「大文字焼き」という認識の方も多いというのも良くわかっています。
気になって家に帰って調べてみると、

一般的には「大文字」といわれる。「大文字」は京都以外の人から「大文字焼き」と呼ばれることもあるが、京都の人の多くはこれに嫌悪感を示す。また、大文字焼きという言葉が、織田信長比叡山の焼き討ちを連想させるとして、強い拒否反応を示す者もいる。

ということです。織田信長の件はともかく、京都の多くの方が嫌悪感を示すのかは定かではないが、「大文字焼き」というのは本当の名前ではないよ、ということを言いたいのでしょう。
しかし、それならそうで、あれは「大文字焼き」ではなく「五山送り火」というのですよ、となぜ教えてあげられないのでしょうかねぇ?
京都以外の多くの方が「大文字焼き」という認識でいる方が多く、その呼称に京都の人が嫌悪感を感じているのならば、なおさら教えてあげれば済むのです。
私個人は、この件に限らず何事も正式な名称があればそれを知ってもらったりすることが大事だと思います。ましては違う呼称で言われることに嫌悪感を感じるのであればなおさら本当の名称を教えてあげるべきだと思うのです。
京都の方が全員そうだとは思いませんが「まぁ、本人が恥をかいているわけですからよろしいですけど・・・」という発想が京都らしく感じ、なんか、すっきりしませんね。